メタ水でアルファブレンドを追加しましたが、
効果が良く分からない方もいる様なので、
ここで詳しく解説してみようと思います。
読み方 : アルファブレンド - AlphaBlend
別名 : αブレンド
~アルファブレンドとは~
既に描画されている画像に、
これから描画する画像の色を、
ピクセル単位で合成する方法のこと。
~どんな時に使う?~
最近のゲーム、PS2やGC、XBOXまたはPCゲームの
エフェクトなんかで頻繁に使われています。
描画に関する必須テクニックですね。
~アルゴリズム~
それでは実際にメタ水で採用している、
アルファブレンドの効果を見て行きましょう。
~不透明合成~



そのまま、上書きするだけです。
計算式 : src = dest
~半透明合成~



後ろの画像が透けて見えます。
煙のエフェクトなどで良く使います。
計算式 : Cd * (1-As) + Cs * As = dest
~加算合成~



単純に色を足し合わせます。
結果、白色に近付き明るく見えます。
魔法や炎など、エフェクトで一番良く使われています。
計算式 : Cd + Cs * As = dest
※Asを入れることで加算半透明合成になります。
~減算合成~



加算合成とは逆に色を減算します。
結果、黒色に近付き暗く見えます。
ダークな感じのエフェクトに使われてますね。
計算式 : Cd - Cs * As = dest
※Asを入れることで減算半透明合成になります。
~乗算合成~



色を乗算すると、
色付のセロハンテープの効果が出ます。
効果としては面白いのですが、使いどころが難しいです・・・。
計算式 : Cd * Cs = dest
~ハイライト(覆い焼き)~



計算方法は特殊なんですが、
効果としては、明るい色ほどより明るくなります。
光り輝いてるって感じですね。
計算式 : Cd + Cs * Cd = dest
~リバース(反転)~



色を反転する訳ですが、
見た目が、がらっと変わります。
身近なものではカメラのフィルム、ネガポジの効果です。
計算式 : (1-Cd) * Cs = dest
~メタ水では~
Proce55ingにはアルファブレンドの機能が付いていません。
まぁ厳密に言うと、あるにはあるのですが、
使い物にならないと言った感じです。
で、メタ水ではpixels[]を使って自作しました。
制約が無いので上記の以外のオリジナルの
アルファブレンドなんかも作れます。
思いつけばの話ですがね・・・。